Saturday, June 26, 2010

日本に帰国しました。

昨日の午後3時、2日の移動を経て無事ボリビアから日本に戻りました。

ボリビアと日本は13時間時差があるのですが、まだそれといった時差ぼけは出ていません。
ボリビア→マイアミ→ダラス→成田と移動したのですが、日本に着いてから結構驚くことがあります。
忘れないうちに、驚き項目を挙げてみたいと思います。

・トイレットペーパーが流せる。(ボリビアではトイレットペーパーを流すと詰まるため、ゴミ箱に捨てます。アメリカに入ってから、トイレの個室にゴミ箱が無くてしばしどうしたら良いか考えてしまいました。)

・成田に着いたら日本人がいっぱいいた。

・サービスが丁寧。

・どこでも何でも美味しい。

・お釣がくる。(ボリビアだと、例えば5ボリの価格の物を100ボリ札で購入しようとするとたいてい拒否されます。なぜならお釣を出すのが面倒だから。なので、小さい金額の物を買うときは、事前に小銭を用意する必要があります。日本はどこでもきっちりお釣が出るのがすごい。)

・レディーファーストがない。(自分がレディーかは置いとくとして、ドアの前とかで男性が普通に先に入るのが興味深かった。ボリビアや南米(多分欧米も?)は、車の乗り入れ、店の出入り、料理が出る順番など、みんな基本は女性が最初でした。そしてたいがい知らない人同士でも戸を開けてくれる。)

・みんな携帯いじってた。


今日買い物に行ったら、間違ってスペイン語を喋っていてビックリしました。。。
もうしばらくすると色々と慣れるとは思うのですが、たった2年離れていただけでも驚くこと・興味深いことがたくさんあります。

Wednesday, June 23, 2010

いよいよ明日帰国します。


最後の砦、ウユニ塩湖にて。

明日ボリビアを出発するため、現在サンタクルス市に滞在しています。
昨日は最終報告を終え、今日は領事館へ表敬訪問をしてきました。

9万円ほどかかりましたが、懸念していた荷物も無事送り終え少しホッとしました。
日本には30時間の飛行後、25日午後3時頃に到着します。

2年間は決して短い時間ではなく、いろいろなこともありましたが、「来て良かった」という気持ちで帰国できることは嬉しいことだと思いました。
最後2週間は送別会も続き、周りの人にとても恵まれた2年間でもありました。

日本に帰ってからは、ここでの経験を忘れずに生かしていけるよう努力したいと思います。

Wednesday, June 09, 2010

6月に入りました。


こんな船に6時間乗ります。


光を求めて「歩く」木。


チャラランにある湖。


チョリータさんの衣装を貸してもらい、子どもたちと踊りました。


コスミニ村の子どもたちと。

いよいよ6月、帰国の月に突入しました。

帰国する実感がまだないのですが、にわかに忙しくなってきています。
報告書関係が4つ溜まっているのですが、5月月末から6月1日までルレナバケという地域を訪ねてきました。
ここはボリビアの熱帯地域です。

滑走路が土というルレナバケ空港に着いてから、アマゾン流域の1つ、ベニ川を上流に登ること6時間。
チャラランという先住民の人達が運営しているロッジを訪ねました。
ワニ、サル、イノシシ、鳥など、珍しい動物・植物がたくさんでした。
それと引き換えにノミに無数に刺され、ラパスにまで持ち帰ってきてしまったようで自分の部屋にも何か居そうです。

その後先週末からは送別会4連続。
ありがたいのですが、どうも生卵に当たったらしく(海外での生卵はやっぱりキケンです!)、折角の美味しい料理があまり食べられず残念でした。
それでも、こうして送別会して貰えることは嬉しい。

昨日は最後の村落訪問。
賞状も頂いたり、踊ったりと、楽しい時間を過ごしました。
いつも通りすぎて、もうこれが最後だという実感があまりありませんでした。

今週末からは最後の砦、ウユニ塩湖に行ってきます。
2年も居て、「まだ行っていない」というと大分驚かれます。
自分の体調が悪くなったりで3回ほど計画したのですが、全部計画倒れに終わっていたのですが、やはり最後はウユニに行ってこようと思います。

その前に報告書・・・。
他にもやらなきゃいけないことは山積みです。
ウユニなんて行ってていいのか!?

Tuesday, May 25, 2010

マルカタンボ


マルカタンボに行く前。道でフォルクローレを演奏していました。


サンポーニャを演奏しています。海外の音楽などを吹くときは、サンポーニャを3つ重ねて演奏するそうです。


ボリビアの加山雄三。ペペ・ムリーリョ。

先ほどのパンプロジェクトの記事に続き、連投です。
先週土曜日、22日はスペイン語の試験がありました。

事前に詰め込んだ文法で、文法問題は多分大丈夫。
リーディング、びみょー。
ライティング、大丈夫。
スピーキング、撃沈。
だったような気がします。

スピーキングは15枚ほどあるテーマからクジ引きの要領で1枚引きます。
引いたテーマは、「薬品と代用薬品について」。。。
このテーマを見た瞬間、その1枚を引いてしまった自分を激しく後悔。日本語でも説明できません。
それについて10分ほどスピーチ。一応話したけれど、だいぶメチャクチャだったと思います。

3ヶ月後に結果が分かります。
これで、一応スペイン語の勉強を終えます。残り帰国までの1ヶ月、再び英語を詰め込みます。
というのも、4月の試験で目標を超えることが出来なかったためです。
スペイン語の環境で英語を勉強し出すと、なんだか集中力が続かないので学校に通うことに・・・。言い訳?
出国前日まで月~土曜まで毎日授業を詰め込まれました・・・。これで出来なかったら、自分を疑うしかないかも。


スペイン語の試験を終えて、その日の夜は10時から「ペーニャ」に行ってきました。
このペーニャというのは、フォルクローレを聴きながらお酒や食事を摂ることが出来る場です。
今回は2度目、ボリビアの加山雄三ことペペ・ムリーリョが歌う「マルカタンボ」に行ってきました。

外国人のお客さんも多く、恒例各国の歌をフォルクローレで歌ってくれました。
日本は「スキヤキソング」です。自分たちも歌わなければいけないんですが。。。

1回目に行った時はボリビア赴任直後。今回は約2年ぶりに行ったのですが、スペイン語の内容がほぼ分かったのが感動的でした。ペペ・ムリーリョは喋り過ぎの感もありますが、やっぱり声は良いです。

ただ、私の聴きたかった「コンドルは飛んでいく」が聴けなかったので、帰国前に別のペーニャに行ってこようと思います。

パンプロジェクト(20)


新しく来た機会。ここにも以前紹介した「小さなハートステッカー」を貼りました。支援者の皆さんの名前が書かれています。


原価計算のグループワーク中。105/150の計算が難しかったみたいです。


ラファエルの衛生教室。


パン教室への参加者はこのような白衣を着ることになりました。


パン発酵ラック。ラパスは寒く発酵に時間がかかるので、このように覆いをした上でガスで温めています。

2010年5月21日

今日は第1回目のグループ、第2回目のグループ合同で、衛生・原価計算教室がありました。
調整員の方も行きたいということで、午後から一緒に来て頂きました。

第1回目のグループメンバーは1週間以上前に講習が終わっていたので、皆来てくれるか心配でしたが来てくれました。
私が前半の原価計算を担当、ラファエルが衛生教室を実施しました。
グループで簡単な問題を解いてもらったり、ラファエルが「販売を目的とする場合の衛生」ということでパワーポイントを用いて説明しました。

また、小さなハート支援金で粉を混ぜる機械も到着しました。
今後はこの機械を更に有効に使ってもらうためにも、工業用オーブンの購入を検討していかなくてはいけません。

Thursday, May 20, 2010

パンプロジェクト(19)




もう一度ナマケモノ。

2010年5月19日

もうラパスで過ごす時間もちょうど1ヶ月となりました。

昨日ラファエルから連絡があり、「パン作り用の機械を購入するので、残りのお金が必要」とのことでした。みなさまから頂いた募金は、半額をNGOに渡し、残りの半額は私が保管していました。

機械の購入はもっと早く行う予定だったのですが、当初予定していた業者が酸化しない資材で作っておらず、契約書と違っていたのでお金を全部返してもらい、また業者探しからはじめていました。
彼らの言い分「だって、酸化しない素材は高いんだ。」とのことです。
そんなこと一言も言わず作り始めたくせに。。。

ラファエルが新しい業者を探して、今日には購入できることになったので残りの支援金Bs. 14867(約21万円)を引き落とし渡してきました。

既に新しいグループへの講習会が始まっています。
また金曜日からは新しく購入した機械を使いながらの講習会が始まります。

今日銀行での手続きを待っている間にラファエルと話をし、彼らは工業用のオーブンを購入することを検討しているそうです。マイクロファイナンスのような形でお金を貸してもらえる制度があるらしく、それでお金を借りてオーブンを購入したいとのことでした。

今のオーブンだと1日に生産できる数が限られているので、彼らの様子を見守りたいと思います。

Tuesday, May 18, 2010

全国水会議終了


ラパスからトリニダまではこんな小さな飛行機で行きます。縦2列しか座席がありません。ものすごく揺れて気持ち悪かった・・・。


トリニダの公園にいたナマケモノです。楽しそう。


各県からの参加者がアクティビティをしている席に隊員も参加しています。


3日間の会議が終了した後に近くの村落を訪問しました。ここはNGO団体Oxfamの支援により、農作物の生産量を上げるために農地の周辺を掘って水を入れているそうです。


ワニのCeviche(マリネ)。鶏肉みたいで美味しいです。

先週1週間は、プロジェクトが実施している全国水会議に参加するため、ベニ県に行っていました。

ボリビアは全部で9県あるのですが、唯一行けていなかったのがこのベニ県です。
気候は熱帯で、とても暑いと予想していたのですが到着したらものすごく寒かったです。

それでも、標高が殆どないため夜は熟睡、朝もすっきり起きれました。
ラパスは2年間住んだとはいえ、やっぱり熟睡はできていないような気がします。

今回の全国水会議では、会議実施のための補助業務、協力隊業務に関するプレゼン実施、水分野に関わる隊員間での意見交換会を行いました。
これで4回目の参加となったのですが、最近は水分野に関わる隊員が増えてきたので嬉しい限りです。

そんなこんなで、1つの大きな仕事が終わりました。
後は出張報告書を書いて、何個か溜まっている報告書を書いて、パンプロジェクトを見届けて仕事が終了する予定です。

と言いつつ、今週土曜日はスペイン語の試験です・・・。
こっちがとてつもなくヤバイ気がします・・・。

Monday, May 03, 2010

パンプロジェクト(18)


鉄板の汚れを取って、油を塗る参加者。自分で鉄板を持ってきてくれた人もいました。でも家にオーブンはないそうです。


発酵を終えて形を作る作業。このプロジェクトをどう継続的にするか。これから更に詰めていきます。

2010年5月1日

パン講習2回目。
メーデーの今日は現地に行くのに苦労しました。
まずバスが少ない。そして乗り場が変わっている。みんなビールをいたるところで飲んでいる!

参加者が集まってくれるのか不安でしたが、先生も皆も時間通りに来てくれました。
そして専用のエプロン、手拭も持ってきてくれました。

先生が途中、「私はパンを教えるだけ。後は皆の力でやっていかなくてはいけないよ」と仰っていました。
平日クラスは月曜日から始まるので、メンバーをきちんと把握できていないのですが、今後の計画についてラファエルと詳細を詰めていかなくてはいけません。

ひとまず火曜日に平日クラスに行って様子を見てきます。

Saturday, May 01, 2010

パンプロジェクト(17)


講習開始前にしっかりと手を洗う参加者。「次回からは自分用のエプロンと手拭を持ってきて」と先生が言っていたのですが、持ってきてくれるのか?


1日目は先生の作業を見ることが中心となりました。「メモを取るより、私の作業を見てまずは目で覚えて」と言っている先生の姿に感動。


皆も作業に加わる。この作業台は「小さなハートプロジェクト」で購入したものです。


出来上がったパンと。このパンは今日は皆で分けました。食べてみると自分で言うのもなんですが、美味しかったです。今日の参加者15名はこれから2クラスに分けて作業を開始します。


作成したステッカー。このステッカーは「小さなハートプロジェクト」で購入した資材に貼られています。

2010年4月30日

ついに今日から、パン講習会が開始しました!!!

午後1時に来て欲しいと言われたので、エルアルトに向かったのですが、到着してみて驚愕。
パンを焼くオーブンで豚肉を焼いていました。
講習初日を祝って昼食を作ってくれたとの事だったのですが、まさかこれからパンを焼くオーブンで豚肉を焼いているとは・・・。この後始末がとっても面倒でした。

今日集まってくれた若者・女性は計15人。
午後3時からの開始だったのですが、意外とみんな時間通りに来てくれました。
またパン講師とその娘さんはさらに1時間前に来てくれて、一安心でした。

今日1日目は先生が作る作業を目で見て覚えることが中心でした。
この先生がボリビア人っぽくなく、時間にも講習内容にもとっても厳しい方だったので、更に安心しました。

作業を始める前には「手洗いポスター」を使用して、手洗い方法を指導したり、先生も衛生面の事を細かく指導してくれたので良かったです。
午後3時から、トウモロコシパン、小麦パンの2種類を作り、午後7時に終えました。

1日目を終えて意外だったのは、女性たちは平日午前中のほうが参加しやすいようでした。
当初、私とラファエルは週末午後に講習を予定していたのですが、彼女たちから「週末のほうが忙しいから、平日の午前中にやりたい」という意見をもらい、急きょ「平日午前」と「週末午後」の2クラスを行う事になりました。

今日は午後から「週末午後」クラスを見に、再びエルアルトに上がってきます。
見ていて良かったと思ったのは、私がほとんど何も話さなくても、パン講師、参加者、NGOの人で色々と話が進んでいった事です。

当初の予定よりもだいぶ遅く、私は帰国まで1ヶ月半しかないのですが、無事にパン講習が開始されました!
これまでお待ち頂いた皆さま、ありがとうございました。

Thursday, April 22, 2010

パンプロジェクト(16)

2010年4月21日

ついに!水道水を引くための工事が着工しました!!

午前中、ラファエルから連絡がない。
昼食後、電話をしたらまだ水道公社の人は来ていないとのこと。

その直後。
昨日助けてくれた同僚が、「今工事に行くって連絡が来たよ」と教えてくれたので、早速ラファエルに連絡。
確認のため電話を切っていたのですが、その後ラファエルから連絡が来て無事工事が始まったようです。

良かった~!

ということで、締切りを1ヶ月過ぎているプロジェクト中間報告書を書き上げて、明日事務所に持って行きます。

Wednesday, April 21, 2010

パンプロジェクト(15)

2010年4月20日

先週木・金・土曜日と安全対策、隊員総会がありサンタクルスへ行ってきました。
暖かくて、酸素も多くて良かったです。

総会では「1年10ヶ月の隊員生活を経て」ということで活動報告をしてきました。
自分が活動を実施する上で留意した点、活動の概要をお話させて頂きました。意外と多くの方から、「良かった、参考になった」という声を頂けて嬉しかったです。

また職種上、村落給水・水質検査・井戸施工管理などに関わる隊員の皆さんの仕事内容を把握する必要があります。そのため、懇親会の席でも、なかなか会えない地方の隊員さんに活動や活動を実施する上での問題点を尋ねてました(ただのうざい隊員かも・・・)。

その中でシニア隊員の方が色々と問題点挙げてくれました。
飲みながら自分の専門外の話(井戸施工管理)を聞いて、まともな質問をする。難しいです。しかも通常シニアの皆さんは話し好きです。
話しながら、多分そのシニアの方は「こいつ分かってない・・・」と思われたと思います。しかし、その次の日に活動報告を終えたところ、その方が「2年間でこれだけやったならたいしたもんだ。自分もできることは協力したい」と仰ってくれました。

もともと若く見られるので(実際隊員の中でも若い部類に入るのですが)、こうした調整的な業務が務まるのか不安を抱きながらボリビアに来ました。
ところが、皆さん私の話をよく聞いてくださり、協力してくれます。
本当に感謝です。

残り任期2ヶ月。まだ大きな仕事が残っているので、少しでも他の隊員の皆さんが活動しやすいような環境を整えたいと思います。

で。。。。

もう1つの大きな大きな仕事、パンプロジェクト。
すみません、まだ水が出ません!!!

今日、先日送ったレターが効かなかったのか、今後の計画をどうするか、ラファエルと水省で話をしていました。
そうした所、隣の席の同僚が「水道公社の担当者が知り合いだから、電話してあげる」と言ってきてくれました。
詳細を伝えて電話で直接催促してもらったところ、「担当者もレターを受け取っていて、もう現状を理解している。明日水を引く」とのことでした。
明日、水道公社担当者→同僚→私→ラファエルという経緯で、設置時間を連絡するということになりました。

もう祈るしかないですね。。。


話は変わるのですが、最近(というか1月頃より)帰国後の身の置き場所を探していました。
ということで、出せるものは何でも出せの精神で応募していますが、惨敗。。。

・コンサル1社→玉砕。2時間で書いた書類は、なんだか志望動機もあいまい。でも、自分の進みたい道はコンサルではないことを認識。
・世銀短期コンサル→「今すぐ来れないなら・・・」ということで応募を見合わせる。でも面白そうなプロジェクトでした。
・JPO→書類作成中。やっと出願に必要な最低条件が揃ったので、とりあえず記念受験します。書類を書いていると、自分の経験の無さがまざまざと分かる。。。
・技術職員→作成中
・進学に向けた準備→適宜

英文の履歴書はあるんですが、日本語の履歴書をこれまできちんと作ったことがなく、ネットを見ながら作成しています。
なんだか脈絡無く見えるのですが、応募書類を書く作業、良い訓練になっていると思います。
難しいけれども、そして道も険しいけれども、選択肢があることはいいことだと思って乗り切ります。

Thursday, April 15, 2010

パンプロジェクト(14)

2010年4月14日

先週末はパンプロジェクト中間報告書を書いていました。結局新しいパソコンは買わず、借りることになったのですが、ウイルスソフトをダウンロードしたり、日本語を打ち込めるように設定したり、書く前から結構時間を取られてしまいました。

前にお話しした、「水を引いてくれレター」は無事にJICAからのサインも頂き、シモンが水道公社に渡してきました(私も行きたかったのですが、予定が合わずシモンに手渡しするのみとなってしまいました)。

そのレターを水道公社が明日には読み、今週中には・・・との話しらしいですが。果たして・・・。

明日からは安全対策会議、隊員総会、環境分科会があるため、2泊3日の予定でサンタクルスに行ってきます。また安全対策と隊員総会では発表する機会を頂きました。特に隊員総会では活動報告を行うため、多くの方々から支援を頂いているパンプロジェクトについても発表してきます。

今週中に水出て欲しい。。。

Friday, April 09, 2010

パンプロジェクト(13)


オーブンと発酵用ラックが到着しました。ちなみにオーブンが大きく、当初講習会を予定していた2階に持ち運べないことが判明。。。色んな問題が出るもんです。


発酵用ラックを運ぶラファエル。

2010年4月8日

4月1日から4日まで復活祭による連休、そして4日には選挙があり、ボリビアはごたごたしていました。

そうしたことから、まだCISTEMの新しい建物には水が入っていない状況が続いています。

しかし、少しずつですが準備が整ってきています。今日は朝からCISTEMのオフィスを訪問してきたのですが、引越しの終わった彼らの建物にはオーブン(これは彼らがもともと所有していたものです)、発酵中にパンを置くラックが到着しました。

午後には調理台2つが届くとのことだったのですが、午前中だけの訪問となってしまったため、それらの到着を見届けることはできませんでした。

また小麦粉、キヌア粉、砂糖などの材料も既に購入しているとのことですが、別の部屋にあり鍵が無かったため、今日は見ることができませんでした。

肝心の水についてですが、CISTEMもEPSAS(水道公社)に頼んではいるのですが、「水を引くのに最大で30日必要と言われたそうです」(つまり早ければ1日、遅ければ30日水を引くのに時間がかかるそうです)。1月位よりCISTEMは頼んでいるはずなのですが、なんでだろ・・・という気持ちばかりです。

ただもうさすがに待てないので、JICAからレター(早く水を引いてくださいというお願いレター)を出すことにしました。午前中に帰ってきてからすぐにレターの作成に取り掛かり、同僚にスペイン語チェック(大幅に直されましたが・・・)、月曜日にはサインを貰って同日にEPSASに持っていきます。なんで今までこの方法に気付かなかったんだろう・・・。

このレターが効いてくれると良いのですが。。。

このプロジェクトの中間報告書提出の催促もきているため、今週末一気にと思っていた矢先、パソコンがご臨終となりました。がーん。年末から調子が悪かったので、なんとなく誤魔化して使っていましたが、もう電源すら入りません。多分バッテリーが悪くなったとのことでした。

5年くらい使ってて、ハードは2度ほど変えていたのですが、バッテリーは忘れてました。。。幸いほとんどのデータは外付けにHDに入れているので大丈夫なのですが、ボリビアにはパナソニックのお店もないし、もう新しいのを1台ここで買ったほうが早いかも。。。

ということで、パン工房、もうしばらくお待ち下さい!!!

Wednesday, March 31, 2010

カナダからの贈り物+ちょこっとパンプロジェクト


贈り物を受け取ったコスミニの子どもたち。せっかくなので、きれいな袋に入れてみました。


届いた贈り物。箱いっぱいに鉛筆、消しゴム、アメ、工作用教材、定規などが入っていました。


子どもたちはお礼ということで、家からジャガイモを持って来てくれました。


子どもたち


村に行く途中で出会ったシャーペイの子犬。中国の戦犬で、私がとっても好きな犬です。


今日はコスミニ小学校の子供たちに、カナダの友人から届いた贈り物を届けてきました。

実は去年の年末には届いていたのですが、いつも村落に一緒に行ってくれる県の担当者たちが上司の理解を得られず村に行けない、燃料がない、カルナバルなどなどで今日まで私の家にありました。

このカナダの友人は、私が高校の時に通っていた英会話学校の先生です。
現在はカナダ東側、ハリファックスという所で警察官をしています。私がアメリカに居た時、学期の合間に彼女を訪ねてこのハリファックスに行ってみました。赤毛のアンの島、プリンスエドワード島の近くです。

もう2人の子どものお母さんになり、私が英語を習っていた時から10年近く経つのですが、今でも連絡をしています。私がボリビアに居ること、学校でも活動していることなどを伝えると、ぜひ何か贈りたい!ということで送ってくれました。

私が予想していた量よりもかなり多くプレゼントを送ってくれて、受け取った時は驚きと嬉しさでいっぱいでした。
簡単に物だけあげていいのか?と悩んだのですが(そして今でも悩む)、それでも皆の嬉しそうな顔を見ると、村で生活している子どもたちが勉強する時に、少しでも楽しい気分になってくれるといいなーと思っています。


今日の運転手さんが窓を全開にしながら運転する方で、もうラパスに戻ってくるころには体が冷えてしまいました。0泊3日強行ポトシ出張の移動中に足を思いっきりノミ・ダニに刺され、足の形がなんだか変。それもあって直ぐに家に帰りたかったのですが、コスミニ村から帰ってきて車を駐車場に入れたところでプロジェクトの車を発見。もれなく配属先のメンバーに見つかり強制的に事務所へ。うぅぅ。

明日もまた早朝から村に行ってきます。

移動中にラファエルから連絡があり、先週の金曜日にはメーターが設置されなかったとのことでした。そこで、シモンというもう一人のCISTEMのメンバーが明日自力で取り付けると言っているそうです。
明日の午後、再びラファエルから連絡が入ります。

Sunday, March 28, 2010

パンプロジェクト(11)

2010年3月26日

ラファエルが金曜日に事情を説明するため、私の配属先に来てくれました。

水が来ないという理由は、建物にも近くの幹線道路にも水の配管は来ているのですが、水公社に設置してもらうメーターなどがついていないということでした。
そのため、同じく金曜日午後にはその公社の人が取り付けに来てくれるとのことだったのですが、ラファエルからその後の報告を待っている段階です。

今日はこれからバスで片道8時間かけてポトシ県へ仕事に行ってきます。
0泊3日という強行軍ですが、コルセット持って行ってきます~。

Friday, March 26, 2010

ボリビアとフォルクローレとANATA


右が秋元さん。見えにくいですが、左はケーナ奏者です。

ボリビアに来て驚くのは、結構周りの日本人の方で「小さいときからフォルクローレ音楽を聴いていた」という方が多いことです。

私は派遣が決まった時南米をそれほど希望しておらず、しかも「ボリビア」と「リビア」を勘違いしていました。今では南米が好きですが、小さい時からフォルクローレを聴いている、フォルクローレ楽器を演奏している、ずっと南米に来たかったという方の声を聞くと、すごいな~と感心させられます。

今日は仕事帰りに、秋元さんというボリビアで10年に渡って音楽活動をされている方のライブに行ってきました。日本の音楽を中心に、ケーナ(ボリビア・ペルーなどが発祥の楽器)とギターが更に加わりました。SMAPもなごり雪も、そして紅の豚もまた別の音楽になっていました。

秋元さんはボリビアでもANATAというグループを作り活動しています。また最近はフォルクローレの楽器店をオープンしたそうです。
ANATAのHPはこちら

このANATAのHPから言語españolを選び、discografiaに行って貰うと、何曲か彼らの曲を聴くことが出来ます。
もちろんメインで歌っているのは秋元さんです。

私はフォルクローレを知らずボリビアに来て、こっちに来て「いいな~」と思うようになったのですが、サイモン&ガーファンクル「コンドルは飛んでいく」がフォルクローレの音楽をカバーしたものだと聞き、生演奏を聴いたのですが、感激ものでした。

といっても文章じゃなかなか伝わらない・・・。

Wednesday, March 24, 2010

パンプロジェクト(10)

2010年3月23日

「パンプロジェクトが今週から開始!」と前回のブログで書いたのですが、今朝驚くべき連絡が来ました。

連絡の主はラファエル
「ayaka,新しい建物に水が来ない。だからまだトイレも手洗い場も使えていない。そんな状況では衛生的でないから今週は開始できない。」

ありゃー。

よくよく聞いてみると、以前のオフィスから荷物も全部引越し、メンバーも先日落成式があった新しい建物で活動しているとのことでした。
ラファエル曰く、事務所がある地域は貧しい地域で行政が水を引くのを拒んでいるとのこと。
そのため、みんなトイレがない事務所で仕事しているそうです。う~ん・・・。

それを確認せず建物を建ててしまって良いのか!?
そして自分もしっかり確認していなかったことを反省。。。
(トイレも蛇口もあるから、水は出ると思っていました。)

ひとまず水を引いてもらえるように今週いっぱい交渉するとのことで、今週中は様子を見ようと思います。そして、それに時間がかかるようであれば、当初予定していた場所で講習を開始するようにラファエルに提案します。

支援して頂いている皆さま、なかなか思うように進まず申し訳ありません。

Friday, March 19, 2010

パンプロジェクト(9)


参加した女性たちにも、一様に少量のワインが配られました。いつも村落にいくと、自分たちにたくさんのお肉、飲み物(最終的に村人も飲んでますが)などが配られて申し訳ないと感じてたのですが、今日はみんなで一斉に乾杯、食事をすることができて良かったです。



完成した建物内。ここの台所でパン講習会を行います。


ちゃっかり写真に写ってきました。右から2番目はラファエル。私の隣にいるアジア系の人はカナダ大使館の方です。建物建設に関しては何もしてないのに、恐縮です。。。


集まった女性たち。CISTEMで活動している女性たちも招待されていました。みんなお花を持ってきたり、子どもを連れてきたり、遠い所からきてくれた人もいるようです。

2010年3月18日

今日はパンプロジェクト実施予定地の落成式がありました。
本当は既にあるCISTEMの建物内で講習会等を実施する予定だったのですが、新しい建物ができるからそこでやりたい!ということで、建物の建設終了を待っていました。

建物の1階部分はOxfam(国際協力団体)、2階部分はカナダ大使館の支援で出来ています。
なので私はそれほど関係ないのですが、招待して頂いたので行ってきました。

10時開始だったのが、色々と手違いもあり開始したのが11時過ぎ。
昨日から2日連続で配属先が開催している全国水会議を抜け出して、午前中のみ参加してきました。

また今日の落成式にはチョリータさんもたくさん来ており、みんな楽しそうでした。そしてみんなフレンドリー。
いよいよパン講習は来週から始まります!

Saturday, March 13, 2010

インカ道


インカ道に居座るリャマ。


一緒について来てくれたチョリータさん。ガイドさんの奥さんです。べらぼうに歩くのが早かった・・・。


インカ道。石できちんと舗装されています。


途中のタケシ村。人がちゃんと住んでいます。

先週は土・日を利用してインカ道トレッキングに行ってきました。
初めてのトレッキング(山登り?)は、ネパールに行った時にヒマラヤ付近で5000mまで登った時でした。その時は8日間の日程で、高山病になりながらもの凄く体調的に苦しい登りでした。
岩木山も富士山も登ったことはないのですが、完全にあの時は山登りを分かってませんでした。。。

今回のトレッキングは大分前から予定に入っていたのですが、なかなか日程が決まらず、腰痛も不安でしたが歩いてみました。
歩いてみたら1日目9時間、2日目5時間!!
当初旅行会社には1日目5時間と言われていたのですが、あんなに歩くことになるとは。。。

このインカ道、NHKスペシャルによると、「インカ帝国繁栄のキーワード」とされるほど重要な道だったようです。
総延長4万キロの一部を歩き、これまたロマンを感じました。そしてテント泊だったのですが、星空もとってもきれいでした。

道が石畳で出来ており、昔はこれが"Autopista(高速道路)"だったそうです。

その翌日からサンタクルスへ出張。大々的な筋肉痛と共に、ラパスとは打って変わって40℃もある所に行きました。この気候差、そして標高差が以外としんどいです。


ちなみにスペイン語試験中級の申し込みも終了!先週はトレッキングに週末を費やしたので、がんばります~。

Saturday, March 06, 2010

パンプロジェクト(8)


新しい事務所。ついに塗装も終わりました。ラファエル曰く、「警察のオフィスの色だ」と何となく色が不満そうでした。工事現場の様子を見るだけでも、色々と日本と違うな~と思う事が沢山あります。


「心配するな!」と言った機械作製場の主。ここにあるのはパンこね機の機材です。


最後はラファエルとパンを食べてきました。丸い形のものがパン。そしてその隣にある山型のものはサルテーニャというボリビアの軽食です。中は肉、卵、ジャガイモ、ニンジンなどが詰まっています。今日のはベジタリアンサルテーニャです。サルテーニャは元々はアルゼンチンのサルタが起源らしい。

2010年3月5日

水・木曜日と公共機関運転手のストライキにより移動が出来なかったのですが、今日再びCISTEMを訪ねました。この運転手のストライキは、「飲酒運転をしたら免許を取り上げる」という法律を制定しようとする行政に対して、運転手が起こしたストライキ。「飲んだら乗るな」は日本だけなのでしょうか?なんとも複雑な心境です。。。

今日は、最初に現在建設中の事務所を訪ね、その後機械作製場、パン講習講師への挨拶、パンの試食をしてきました。

当初はCISTEMが所有する別の場所で講習会を実施する予定でしたが、現在建設中の場所が立地的にも良いことから、できれば新しい場所で講習を開催したいという話が出ていました。何度かここにも足を運んでいるのですが、やっと完成に近づいてきています。

また機械作製場の主にもしつこく電話をかけてもらい、説明を受けてきました。機械作製のための資材はすでに購入しており、月曜日から作成に取り掛かるとのこと。3月17日の講習開始日までには納入するから「心配するな!」と言われました。その言葉を信じたい・・・。

その後パン講習の講師に挨拶を!となったのですが、予定にそもそもなかったので会えずに終わりました。

最後はラファエルと、エルアルトにある自然食レストランでパンを食べてきました。ここのレストランは色々と野菜を使った昼食を提供しているレストランで、多くの人で賑わっています。前に1度食べたのですが、主がラファエルの友人とのことで再び訪問しました。

ここではキヌア、大豆などで作られたパンが販売されており、色々とお話を聞くことが出来ました。2人で食べ比べてみて、やっぱり美味しいのはキヌアのパンという結論になりました。

第1回目に講習を受ける人も集まったとのことで、3月17日の講習開始に向けて調整していきたいと思います。

Sunday, February 28, 2010

TOEFL


いつも一緒に村落に行く、ミゲル、イラリオ、マルティン、カルロス。彼らは良く働きます。そして良く食べます。朝から羊の頭です。農耕民族の自分には辛いので、別メニューを頼みますがそれでも肉です。


訪問したマンサナニ村落のリンゴの木。マンサナはスペイン語でリンゴの意。なんだか実が多い気がするのですが・・・。


水で遊ぶ子供たち。


先週金曜日は本職で、井戸の引き渡し式に参加しました。
何もやっていないのに、こんな時だけちゃっかりお邪魔しています。。。
明後日は日本から新聞記者の方がいらっしゃるとのことで、そのプレスツアーに同行します。

今日1日は午前中TOEFL(英語)の試験を受けました。
最近スペイン語と英語が混ざることはなくなったのですが、如何せん目標点あと少しで苦戦しています。
新傾向になってスピーキングが導入されたのですが、前は英語とスペイン語をごっちゃで喋ってしまうという何とも痛い状況でした。

ただ、今日受けた試験会場が最悪。
隣との距離が近い、リスニングでヘッドフォンから流れる音声が雑音混じり(文句言ったけど駄目だった)、途中でコンピューターが消えてライティングが一時中断。しかも自分のだけ・・・。

以前UC Davisに行くために1ヶ月で20点上げたのですが、その時も試験前日から都内が大雪。急遽テストセンター近くに前泊して受験しました。こんな状況が悪いほど頑張るぞ!と思うのですが、さすがに今日はちょっと疲れました。4月もこのテストセンターで受験するので、なんだかな~という具合ですが・・・。

それでも日本に居た時は都内まで受験に行ってたので、それに比べると徒歩で20分程度の場所にテストセンターがあるボリビアは恵まれている環境だとも思いました。iBTになってからは依然よりもより多くの所で受験が可能みたいですが。

ひとまず、残り2ヶ月で目標点出します。