Saturday, March 28, 2009

3月もそろそろ終了。

出張先のチュキサカ県スクレ市で。帰りの飛行機が欠航してしまい、12時間かけてバスで帰ってきました。道中爆睡でした。
スクレ市での実習で。音聴棒を用いて漏水を調べてます。でも、私は何も聞こえなかった。

コスミニ村のプレスツアーの様子。


深井戸掘削中。
そんなこんなで、やっと今週も終了。
先週の土曜日に英語の試験を1年ぶりに受け玉砕し、日曜日からチュキサカ県スクレ市での無収水(浄水場から送られた水の全量に対して、途中で漏水や盗水で失われる水の量)セミナー実施の補助として参加してきました。
3日間にわたるセミナーでは全国各地の水道公社が参加し、これから活動計画を立て、活動を行っていこうということでまとまりました。私は技術的な部分では役立たないので、ロジ面でお手伝いしてきました。2日目のセミナーでは、浄水場、下水処理場の見学、漏水発見のための実習を含め、盛りだくさんでホテルに着いたのは午後11時半を過ぎていました。
1か月以内に各公社で計画をたて、9月のセミナーまでに活動を実施した上で問題点等を把握してまた発表し合おうということになりました。今後どのように展開されていくか楽しみです。
ちなみに、アジア各都市の無収水率は34%、東京4%、大阪7%、ボリビアはある公社では43%。ボリビアの都市に住んでいると水不足をあまり感じませんが、村落に行くと水の重要性をとても感じます。そうしたことからも、都市で無収水対策に取り組んでいく必要がある、と感じた3日間でした。
その出張中にコスミニ村にプレスツアーが来ました。テレビ局や新聞社が来たわけですが、私は残念ながらその様子を見ることができませんでした。温室野菜活動も手洗いも始まったばかりで、まだまだこれからの村落にプレスが来てしまった!!いう感じですが、これを気に更に村民が頑張ってくればな~と思います。また、いつもこの村落で活動してくれている県の職員にとっても、嬉しい機会だったろうな、と。
さて、今週はなんとか週休2日になりそうなので、ゆっくりします~。
今日は早く帰って、日本から送られてきた雑誌を読みます♪



Saturday, March 21, 2009

当事者意識

コスミニ村のチョリータさんたち。いつも村に行けるわけではないですが、5回目の訪問でなんとな~く名前を覚えてもらって、写真も快く撮らせてくれました(チョリータさんは写真を嫌がる人が多い気がする。特に村だと。)。
ご馳走になったお昼御飯。キヌアとチーズです。とっても美味しかった!!!キヌアは今品種にもよるけれども高級食材です。村の人が食べてなくて、うちらだけに振る舞ってもらってなんだか申し訳なかった。。。

他県の野菜隊員に来てもらって、県の農業技術者と共に温室野菜を栽培中。各々肥料を家から持ってきてもらい、硬い土を耕して肥料を混ぜました。

みんな地べたにべったり~。まだ作業前です。
そんなこんなで、なんとなく忙しい毎日です。「もやもやしててもやるしかない!!」ということで、先週は野菜隊員の協力を得て、コスミニ村落で温室野菜作りを始めました。
といっても農学部出のくせに土を触ったことのない私は、野菜隊員に笑われながらも全体のコーディネータという感じで3日間のセミナーを県関係者と一緒に行いました。
この隊員は日本でも農業をずっとやっており、農業やボリビアで温室野菜を栽培するという能力に長けています。なので、今回は県の技術者への指導も兼ねてきてもらいました。ボリビア人の農業技術者もこの隊員から学ぼうという姿勢があり、素晴らしい人物です。
今週は2日間に及ぶ県の関係者を招いた会議があり、私は傍観したり、ジュースを準備するといった雑務から、最後はプレゼンの時間を若干もらい水プロ配属の隊員についてお話ししました。
全県からの参加者があり、こういうことをやりたい!こういうことを勉強したい!といったことを話してもらい、県の計画作りに役立てるという目的で実施されています。
そして今日は別のプロジェクトで農業灌漑プロジェクトを見させて貰いました。JICAの方から「行く?」と聞いて頂いて、あまり行ける機会もないので連れて行って貰いました。
そんなこんなで、ここ2週間考えてたことは「いかにボリビア人に計画(プロジェクト)の当事者意識をもってもらうか」ということだったような気がします。
温室野菜活動では本当にたくさんの村民が参加し、びっくりしたと同時に自分たちの生活を良くしたいという気持ちが伝わってきました。問題はこれから野菜をしっかり作っていけるかですが・・・。
県関係者の会議では、各県が自分たちの問題、弱いところを持ち出し、こうした支援・勉強会が必要だと述べていました。
また、灌漑事業では県・市関係者の入れ替わりが激しく、いかに彼らに灌漑知識を定着させ(そもそも灌漑があまりないので、その知識を有する技術者が少ない。また技術を得たら違う職場に移ってしまう。)、その組織に留まってもらうかということの重要性について考えさせられました。
ボリビア側からこうしたことをやりたい!という要請が出ても、その時の関係者が実施段階までだと入れ替わっている可能性も十分あります。そのなかで、ボリビア人側の意識をいかに高め巻き込んでいけるか。井戸や灌漑をドンっと作ることは簡単でも、この当事者意識をもってもらうことが時間がかかり、また難しい問題であると感じると共に、プロジェクトや活動が成功するかどうかということに関わってくるのだな~と感じました。
今週日曜日からは再び出張です。3日間にわたる無収水セミナーのお手伝い&知識を仕込んでこようと思います。
もやもやしてたけれども、もやもやする時間もなさそうです。

Friday, March 06, 2009

手洗いしつつ、もやもや!?

手洗い中~。みんなで正しい手洗いを勉強。わたしもボリビア来て初めて知りました・・・。

学校の先生、保護者のみなさんとのちょっとした話し合い。

手洗い方法について学んでます。



早くスカッシュに行って、一発バチン!!!とブチかましたいところ。

先週の土曜日に養蜂家見学へ連れて行って頂き、そこで雨に濡れてしまって風邪を引いてしまいました。月曜日にはコスミニ小学校で手洗い教室&保護者との話し合いがあったわけですが、39度の熱で訪問。やはり体調が悪いと村落訪問もとてもツライということが判明。

今日も農家さんを訪問する機会を頂き、とてもありがたかったが、まともに質問できない自分にイライラ。体調もなんとか回復しつつあります

報告書がまた3つほどたまっているのに、まったく書く気が起きず。なぜこんなにモヤモヤしているのか自分でもよく分からない。たぶんボリビアにきて7か月が過ぎて、一番モヤモヤしているのではと思う。
活動も順調。
いろんな方のご厚意で、色んな現場も見させて貰っている。
なんでこんなにモヤモヤしているのか、考えてみた。
①体調不良
⇒今年に入って2回大きく風邪を引いた。
②調整員交代
⇒不運にもいつも面倒を見てくれる調整員が3代目に突入。1代で終わる人もいれば、2代で終わる人もいる。さらに4代目に引き継がれる予定。。。
③国際協力への関心が薄れてきている!?
⇒養蜂家訪問をしたとき、前に一度通ったとっても危険な道を再び通過。何回正面衝突しそうになるか数えてみた。10回ぶつかりそうになって、正直養蜂家訪問が途中でどうでも良くなった。ずっと国際協力の道を!と思ってきて、海外で仕事ができるのであればどんな状況でも出来るって思ってきたけれども、意外とそうじゃないのかも。
あとは、「日本は我々に何をくれるんだ?」という発言を、県担当者レベル、村落レベルで何度か聞いて何とも言えない気持ちになった。以前インターンしてた国連機関で、「緊急支援は意味があるけれど、開発支援の意味はあまりないんじゃない?」と発言してた職員の言葉を思い出す。
正直なところ、自分のまわりで起こっている面倒なことをひっくるめても、どれだけボリビア人と向き合って仕事をしていきたいのかが分らなくなっているところに問題がありそう。どちらかというと、日本人と向き合わなければならないポジションのため、これでいいのかな~と思ったり。
書くとすっきりするかな~とも思ったけれども、別にそんなこともなかった。
それでも写真のような子どもたちに会えると思えば、やる気がいつもなら出るけれども。今回は回復までに時間がかかりそう。来週は温室野菜活動でまた村落訪問なので、その時までには風邪をスッキリ治して再び行ってきまっす!