Saturday, December 26, 2009

良いお年をお迎え下さい。


職場の上司・同僚が警備員の方々にクリスマスプレゼントとのことで、鶏1羽、シャンパン、パネトンを準備していました。鶏の買い出しに行きましたが、ものすごい量の鶏鶏鶏でした。


これはパネトン。イタリア発祥の、クリスマスシーズンに食べるドライフルーツ入りお菓子です。
ボソボソしているものもあれば、しっとりしているものも。でも、賞味期限が11か月と異様に長い。


これがパネトンの中身。
楽天でも1500円位で売っていました。


24日に行った教会のミサ。
厳正な雰囲気で、気分が引き締まってしまった。


ミサから帰ってきて、夜10時頃より食事。これはピカナという、ボリビアでのクリスマス伝統料理です。
鶏・牛・羊のお肉が入ったスープ。家の人が朝から調理していて、こってりかと思えばあっさりしています。

23日に2009年の仕事が終了しました。
町はクリスマスの雰囲気一色。私はホームステイ先の家族と一緒にクリスマスを過ごしました。

今年1年はこちらでの生活、また体調の変化で色々と「考えた」年でした。2010年は「実行する」を目標に取り組んでいこうと思います。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

Saturday, December 05, 2009

パンプロジェクト実施決定!!

「 世界の笑顔のために」でサッカーボールを手にしたコスミニ小学校の子どもたち。

ゲームをしたら、女の子チームが勝ちました。

アコーディオンと一緒に1。



アコーディオンと一緒に2。


「小さなハートプロジェクト」でのパン工房について。
東奥日報さんと陸奥新報さんに取り上げていただきました。


前回の更新から1ヶ月以上経ってしまいましたが、今日は嬉しいお知らせです。

ブログでも、また個人的にもメールで支援をお願いしていた小さなハートプロジェクト「若者たちによる小さな自然パン工房」の実施が決定しました!!!(良かった~!!)

48人・団体の方々からご協力を頂き、目標の30万円を上回る約40万円が集まりました。
この支援では、特に青森県出身の協力隊OVの方々から募金の支援だけでなく、広報面でご協力頂いたり、励ましのお言葉を頂いたりと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!!!
(青森県青年海外協力協会のHPはこちら→ http://homepage3.nifty.com/aoca/ )

また、親・親戚をはじめ、新聞を見て下さった方々、高校時代の友人、大学院時代の先生、自分の母校である五所川原高校、市浦中学校さま(私が中学生の頃お世話になっていた先生が現在教鞭を取られていることが判明)、NPO法人夢アジアさま、地球色の日焼け・青森応援団さま、全国電力関連産業労働組合総連合さま(http://www.denryokusoren.or.jp/ )、多くの方々にご協力を頂くことが出来ました。

今後は12月一杯で下準備を進め、1月から実際に講習会を開始していきます。

改めて、支援・応援をして下さった方々、本当にありがとうございました。

また、以前「世界の笑顔のために」というJICAが実施している支援についてもブログで書きましたが、これも無事日本からアコーディオンとサッカーボール6つが届き、コスミニ小学校へ寄贈してきました。

アコーディオンは国境なき楽団さま(http://www.gakudan.or.jp/)から、サッカーボールは横浜市立白幡小学校・第33回横浜開港祭実行委員会の皆さまより送って頂きました。

こちらも支援をして下さった皆さま、ありがとうございました。

今日はこれから協力隊30周年を記念した切手発行式典、来週は大使公邸でのレセプションで協力隊活動の広報をお手伝いしてきます。

またパンプロジェクトの近況をちょくちょくご報告したいと思います。

Friday, October 16, 2009

月日が流れるのは早いですな。

村の女性と。帽子を貸して貰いました。

上の写真同様、訪問した村落で。水が出たので、その水で子どもの髪を洗ってます。

最近、驚愕!!ぎっくり腰になったようです。
仕事してたら全く動けなくなって、なんとか帰ったものの2日間休んでベッドにいました。
そして2日間注射を打ってもらって、なんとか回復。

まだ若いはずなのに・・・。
でも、やっぱり違和感があるので、気をつけよー。

これも最近。

昔の知り合いが、とある京都の大学の研究所の助教になったそうです。

もう最後に会ったのは10年近く前。風の便りで、仙台に行き、アメリカに渡ったと聞いていましたが、もうそんなに時間が経ったのか・・・と改めて思った次第です。


何を言いたいのかと言うと、これまでの10年間で自分はどれだけ成長したんだろか、ということ。
それなりに背中を追ってきた人(私が勝手にですが)の活躍を知り、まだまだ頑張らなきゃな~と、気持が引き締まる思いでした。
おー、がんばろー。

今日も村に行きました。
日本人関係者が誰も来れず、急きょスピーチすることに。
スペイン語の成長は見られませんな。。。




Monday, October 05, 2009

小さなハートプロジェクト

今日は先日の「世界の笑顔のために」という支援に引き続き、「小さなハートプロジェクト」についてご説明したいと思います。



この「小さなハートプロジェクト」とは、協力隊を育てる会が中心となって取り纏めを行っています。隊員によって作成されたプロジェクトが、隊員→JICA現地事務所→育てる会という順に審査され、その後同会のHPに掲載され、関心を持って頂いた組織・個人の方々からの支援を募るという形で実施されます。



私が申請していた「若者たちによる小さな自然パン工房」というプロジェクトも、紆余曲折を経て、9月上旬に同会のHPに掲載されました。



http://www.sojocv.or.jp/index.html

(上記のURLクリック→小さなハート→申請中のプロジェクト一覧、の順にご覧下さい。)



これまで協力隊員によって実施されてきたプロジェクトや、私と同じように申請中のプロジェクトなど、協力隊員の活動を知っていただく1つの材料にもなるのかな~と思っています。





ここから簡単に私が申請したプロジェクトについて説明したいと思います。



・プロジェクト名→若者たちによる小さな自然パン工房



・プロジェクト実施予定地→ボリビア、ラパス県エルアルト市

(2010年までにボリビア第2の都市になることが予測されている。周辺農村からの人口流入が激しいが83.4%は貧困層に属す。ただし若者が多く、個人的には可能性を秘めた都市と感じています!)



・プロジェクト実施主体→CISTEM
(エルアルト市で若者を対象に活動をしているNGO団体)

・プロジェクト目標→①参加者及びその家族の栄養・衛生に関する知識向上及び栄養状況改善
②パン作りを通して若者の技術・商業能力向上・就職活動への活用

・プロジェクトの流れ→(なぜか図表が貼れず。。。下記に書きます。)
〈第1段階〉50名の若者を対象にした講習実施期間(3ヶ月間)
①パン講師の決定・依頼
②50名の若者を募集
③機材・材料購入

④パン講習会実施(計20時間)
⑤衛生・栄養・原価計算教室実施

〈第2段階〉50名の中から20名の若者選抜→販売用パンの作成・販売
⑥50名から20名の若者を募集(1ヶ月間)
⑦販売用のパン作成・販売(2ヶ月間)

(①~③は同時進行>計15日間予定)

(④~⑤は同時進行>2ヶ月間)

・なぜ自然パンなのか?→

パンは都市部では主食となっている。また、キヌアなどを利用したパン作りを予定している。ボリビアはこのキヌアの生産量がペルーに続いて世界第2位となっている(2007年、しかし、ボリビアで生産されたキヌアの半分が密輸されているという話もあり、実際の生産量は謎)。また、キヌアは白米と比較してもたんぱく質2倍、カルシウム10倍、食物繊維10倍という栄養価の高い食品である。

自国産のキヌアを利用しパンを生産すること、またそうした優れた農作物をボリビアが多く生産してるということをあわせてアピールすることも、それだけで意義のあることではないかと考えている。

色々と書きたいことはあるのですが、あまり長くなってしまっても仕方ないので、この辺りで切りたいと思います。

このプロジェクト自体、資金が集まらないと実施は出来ません。なので、実施できるかどうかは未定です。質問のある方、申請書をご覧になりたい方、遠慮なくご連絡頂ければと思います。

また募金されたい方(別に私のプロジェクトに拘らず、その他でも関心のあるプロジェクトへでも結構です)、同HP上に募金方法もありますので、ご覧下さい。

10月は出張2つ、隊員総会が控え、来週からまた毎週出張です。あっという間に10月が終わってしまいそうです。

スペイン語の試験担当者から電話がきました。「明日までにBs.1542(約US$220 )払ってください。」だそうです。試験そんなに高かったっけ?何かの間違いじゃないかと。。。これは真剣に勉強しないと。。。


Sunday, October 04, 2009

10月になりました。

フィナヤ村の学校。低学年用の教室です。これまで活動してきたコスミニ村落とも近く、近々この村でも活動を開始します。


早いものでボリビアに来て1年3か月が経ちました。


来月はスペイン語の試験(初級)を受けます。といっても、このテストは受かっても「私、スペイン語できます!」というアピール材料にはならないそうな。ま、初級だから、確かにそうかも。


帰国前の5月には中級を受けます。


それ以上に今力を入れいるのは英語です。最近思いだしてきているものの、気をつけないとスペイン語→英語という具合に、スペイン語が出てきてしまいます。

10年以上英語を勉強しているのに、現地で生活するってすごいかも!っていうかショックかも!!!


9月は親のボリビア訪問があり10日ほどお休みを頂いたりと、まとまって活動する時間が取れませんでした。その間にコスミニ村ではアブラムシの大量発生が起き、農学部出身なのに何もできずワラワラ・・・。でも、害虫って大量発生した時にはもう手遅れだそうです。


目下の悩みはこの温室を、県の技師とともに再生すること。


ちょっと足が遠のいていたコスミニ村ですが、学校の先生から「いつ来れるの~?」と電話を頂いています。多分、前に披露した少林寺拳法が大分気に入った様子。


学校菜園もなんとかする必要があるのですが、今度行く時は子どもたちが欲しがっていたサッカーボールを持っていけそうです。


というのも、1月に世界の笑顔のために(http://www.jica.go.jp/partner/smile/)という、JICAが実施している支援を通して、子どもたちと先生が希望していた、サッカーボールとアコーディオンを申請しました。これはこの要請を見た日本の個人の方や団体が、寄付をして下さるという制度です。そして、受領後はお礼状の作成が義務付けられています。


「ただ単にモノをあげる」ということに対して、賛否はいろいろとあるかもしれません。ただ、サッカーが盛んな国ボリビアで、コスミニの子どもたちはボールもなく、サッカーをすることもできません。そうした状況を見ていただけに、半年以上たって無事にサッカーボールとアコーディオン(サッカーボールは横浜市の小学校から、アコーディオンはNGO団体から寄付して頂きました)の申請が通り、税関を通って、ボリビアに到着したとのことで、ほっと一安心しました。


今回この寄付して頂いた物品を通して、少しでもコスミニの子どもたちが楽しい生活を送れるように、そして日本・ボリビアの双方が、双方の国に興味や理解を示してもらえるきっかけとなるように、頂いた物品の提供&お礼状の作成を行いたいと思います。


Sunday, September 06, 2009

来ボ

つい先日行った村。ボリビアは空がきれいです。紫外線も多いけれども。。。

その時2回タイヤがパンクしました。でもって、頑張って走ってたら最後にはタイヤがボロボロに。平原ど真ん中でのパンクは辛い。替えのタイヤもあるのに、工具をもってない運転手。。。

この前行った出張先で。アルゼンチンとボリビアの国境です。アルゼンチンで30分くらいアヒルを食べて戻ってきました。
「出張前半編」とか書いておきながら、後半編はありません。無事に帰ってきたものの、その後の報告書作成とか、村行ったり、他の仕事でバタバタしておりました。
そして、来週火曜日からは、なんと母親と妹がボリビアに来ます。
そのため、10日間お休みを貰って案内してきます。
ボリビアでの生活もあと10か月弱。
まだ、10か月もあるのか~。というのが本音です。
それでも、きっとすぐに過ぎるのだろうけれども。


Saturday, August 01, 2009

出張前半編

ポトシ県の村で。織物をする女性。その右が今回の同行者パブロ。

出張前半ポトシ、スクレ県での出張はなんとか終了。生産的村落活動というプロジェクトが現金収入向上活動を行っている村落へ評価のため、行ってきました。

私の出張費があまりないため、空路移動は2回のみ。ポトシへ行くのに陸路での移動に付き合ってくれたパブロには、いまだに文句を言われます。「オレは空路で移動したかったのに」と。それでも、きちんと付き合ってくれるのでありがたい。

村での評価の様子はまた後日。今日は土曜日なので1日お休み。明日からまた次のサイトに14時間ほどかけて陸路移動です。

どうなることやら。

Tuesday, July 28, 2009

明日から出張

ということで、ラパスは今極寒です。

山では雪が積もって、なんともきれい。



明日から2週間に渡る出張が始まります。

訪問地は、オルロ、ポトシ、スクレ、サンタクルス、タリハの5県。

2週間という比較的長期の出張は初めてなので、ちょっと体力が心配ですが頑張ってきます~。

Tuesday, June 30, 2009

寒すぎる~

ボリビアは今冬です。

まったくもって寒すぎる。ここ1年間布団&寝袋を活用して眠ってました。
布団の中に寝袋を入れて寝る。
ふつーは寝袋の中に布団を入れるのでしょうか?
そんな話も聞いたことがある。

パソコンもウイルスにやられ、中間発表のプレゼンもウイルスのお陰で何だかおかしかった・・・・。

部屋で暖房器具を使ってたら、コンセントが焼けてしまった。
直してもらおうと思って、ホストファミリーの父上に言ったら、意外と簡単に直った。
今日からまた快適生活。でも、寝袋は手放せない。

でも、それなのにボリビア人はたくましい。
チョリータさんとか靴下はいてないし。

どこか暖かい所へ行きたい~。

Monday, June 15, 2009

ボリビア生活も残り1年!

手洗い中。でもって冬(今ボリビアは冬です)の時期は寒すぎて、井戸の水が凍ってしまうため、水がなかなか自由に使えないということを最近しりました。井戸を引いても色々と問題はあるのね。

手洗い後。

コスミニ村の生徒たち。この前はついに少林寺拳法も教えてきました!先生が一番喜んでた気がする。

ということで、今月末でボリビア生活も残り1年となります。

23日には中間報告も控え、やっと1年、まだ残り1年あるのか~というのが今の心境です。
今月もなんだか忙しく、結局20時ころまで事務所で仕事、その後自宅で1時過ぎまで仕事という日々が続いたり。
疲れてもうやだ~と思ったりしてみたり。
でも、村とか行くと感動したり。
失敗も多いけれども。
残り1年間、気合入れて頑張ります。
次の進路は。。。。。

Tuesday, May 19, 2009

5月も中旬。

配属先上司・同僚、プロジェクトでいつも活動しているメンバーと。いつも活動を助けてくれ、時には厳しい評価も頂きます。


なんだか全くブログを書く時間がなく・・・。


先週1週間はタリハ県へ出張し、昨日日曜日に戻ってきました。私が住んでいるラパスよりも標高が2000メートルほどタリハは低いので、昨日の夜はなんだか頭が痛かった。タリハでは全国水会議なるものに参加をし、私も若干プレゼンの時間を頂いて発表をしてきました。


この2ヶ月近く何をやってきたのかというと・・・
①コスミニ村

トイレ修復活動⇒驚くべきことに、水洗トイレに問題が生じ彼らが便層式トイレを作っていた・・・。色々と思うこと、書きたいことは多いが、あまりに多くなるのでここでは割愛。反省すべき活動です。

手洗い⇒順調
栄養教室⇒1回目不発。ただ参加した村人からもう一度やって欲しいという言葉を頂く。油脂会社からの協力も得て実施しているこの教室。2回目は来月2日。

②プロジェクトHP

日本語版が軌道に乗ってきたので、この当たりでスペイン語版も作成する予定。今月中にはスペイン語版を立ち上げたい。
http://www.jica.go.jp/project/bolivia/0800574/index.html

③カラマルカ村落

道路修復⇒日本大使館草の根無償を使用して道路を修復したいということで、大使館&村を回ってましたが、ちょっとこれは難しいかも・・・。大体の見積もりを出してみたけれども、受益者数に対して予算が多すぎる。また過去ボリビアでの草の根での道路案件は1件のみ。

④エルアルト市NGO支援

エルアルトは標高4000メートルほどに位置し、現在ラパス村落から若者が仕事を得るために集まり人口が膨れ上がっている市です。その一方でそうした若者が就ける仕事も限られており、彼らを支援しているNGOの所長さんとこれまで何度か話をしてきました。そうした若者に講習会を実施する施設を建設しているそうですが、予算がなく途中段階でストップ。これに関しては予算を引っ張ってこれそうな気がするので、話を詰めて来月中に申請をあげたいと思います。

⑤手洗いポスター配布

⇒元隊員が作成したポスターを5000枚印刷。その他隊員、他会議で配布。


と、何だか進んでいるのか進んでいないのかという状況です。

でもってタリハ県での全国水会議終了後に、プロジェクトコアメンバーに対する評価会がありました。私もその評価の対象者なのですが、その結果は「まずまず」というところ。ほとんどの部分では良い評価を頂けたのですが、これまでの活動の結果・達成という面ではちょっくら厳しい評価を頂きました。

確かに最近出さなきゃいけない報告書が4つほど溜まっていて、意外と配属先の人が私が何をやっていて、どういう結果が得られているのか伝わっていなかったかも・・・と反省した次第です。また何か「活動を行う」という面に集中しすぎて、「行った活動が人々の生活にどう影響したのか?」という面まできちんとフォローできてなかったのでは・・・と思うところ。

水会議も参考になりましたが、それ以上にこの評価会で上司・同僚から指摘されたことがなんだかとっても納得させらました。って、本当はもっと最初に気づいていなきゃいけないのですが。っというわけで、今朝はまず「手洗いポスター」のその後のフォローをすべく、使用中の隊員にアンケートを送付。5000枚ポスターがそろそろそこをつくので、増刷するかどうかの判断基準に用いたいと思います。

さて、来月でボリビア生活も残り1年!!11月にはスペイン語の試験も控えているし、気合入れて活動していきます!

と、その前に4つの報告書と配属先提出用自己評価表を作成しなくては・・・。

Saturday, March 28, 2009

3月もそろそろ終了。

出張先のチュキサカ県スクレ市で。帰りの飛行機が欠航してしまい、12時間かけてバスで帰ってきました。道中爆睡でした。
スクレ市での実習で。音聴棒を用いて漏水を調べてます。でも、私は何も聞こえなかった。

コスミニ村のプレスツアーの様子。


深井戸掘削中。
そんなこんなで、やっと今週も終了。
先週の土曜日に英語の試験を1年ぶりに受け玉砕し、日曜日からチュキサカ県スクレ市での無収水(浄水場から送られた水の全量に対して、途中で漏水や盗水で失われる水の量)セミナー実施の補助として参加してきました。
3日間にわたるセミナーでは全国各地の水道公社が参加し、これから活動計画を立て、活動を行っていこうということでまとまりました。私は技術的な部分では役立たないので、ロジ面でお手伝いしてきました。2日目のセミナーでは、浄水場、下水処理場の見学、漏水発見のための実習を含め、盛りだくさんでホテルに着いたのは午後11時半を過ぎていました。
1か月以内に各公社で計画をたて、9月のセミナーまでに活動を実施した上で問題点等を把握してまた発表し合おうということになりました。今後どのように展開されていくか楽しみです。
ちなみに、アジア各都市の無収水率は34%、東京4%、大阪7%、ボリビアはある公社では43%。ボリビアの都市に住んでいると水不足をあまり感じませんが、村落に行くと水の重要性をとても感じます。そうしたことからも、都市で無収水対策に取り組んでいく必要がある、と感じた3日間でした。
その出張中にコスミニ村にプレスツアーが来ました。テレビ局や新聞社が来たわけですが、私は残念ながらその様子を見ることができませんでした。温室野菜活動も手洗いも始まったばかりで、まだまだこれからの村落にプレスが来てしまった!!いう感じですが、これを気に更に村民が頑張ってくればな~と思います。また、いつもこの村落で活動してくれている県の職員にとっても、嬉しい機会だったろうな、と。
さて、今週はなんとか週休2日になりそうなので、ゆっくりします~。
今日は早く帰って、日本から送られてきた雑誌を読みます♪



Saturday, March 21, 2009

当事者意識

コスミニ村のチョリータさんたち。いつも村に行けるわけではないですが、5回目の訪問でなんとな~く名前を覚えてもらって、写真も快く撮らせてくれました(チョリータさんは写真を嫌がる人が多い気がする。特に村だと。)。
ご馳走になったお昼御飯。キヌアとチーズです。とっても美味しかった!!!キヌアは今品種にもよるけれども高級食材です。村の人が食べてなくて、うちらだけに振る舞ってもらってなんだか申し訳なかった。。。

他県の野菜隊員に来てもらって、県の農業技術者と共に温室野菜を栽培中。各々肥料を家から持ってきてもらい、硬い土を耕して肥料を混ぜました。

みんな地べたにべったり~。まだ作業前です。
そんなこんなで、なんとなく忙しい毎日です。「もやもやしててもやるしかない!!」ということで、先週は野菜隊員の協力を得て、コスミニ村落で温室野菜作りを始めました。
といっても農学部出のくせに土を触ったことのない私は、野菜隊員に笑われながらも全体のコーディネータという感じで3日間のセミナーを県関係者と一緒に行いました。
この隊員は日本でも農業をずっとやっており、農業やボリビアで温室野菜を栽培するという能力に長けています。なので、今回は県の技術者への指導も兼ねてきてもらいました。ボリビア人の農業技術者もこの隊員から学ぼうという姿勢があり、素晴らしい人物です。
今週は2日間に及ぶ県の関係者を招いた会議があり、私は傍観したり、ジュースを準備するといった雑務から、最後はプレゼンの時間を若干もらい水プロ配属の隊員についてお話ししました。
全県からの参加者があり、こういうことをやりたい!こういうことを勉強したい!といったことを話してもらい、県の計画作りに役立てるという目的で実施されています。
そして今日は別のプロジェクトで農業灌漑プロジェクトを見させて貰いました。JICAの方から「行く?」と聞いて頂いて、あまり行ける機会もないので連れて行って貰いました。
そんなこんなで、ここ2週間考えてたことは「いかにボリビア人に計画(プロジェクト)の当事者意識をもってもらうか」ということだったような気がします。
温室野菜活動では本当にたくさんの村民が参加し、びっくりしたと同時に自分たちの生活を良くしたいという気持ちが伝わってきました。問題はこれから野菜をしっかり作っていけるかですが・・・。
県関係者の会議では、各県が自分たちの問題、弱いところを持ち出し、こうした支援・勉強会が必要だと述べていました。
また、灌漑事業では県・市関係者の入れ替わりが激しく、いかに彼らに灌漑知識を定着させ(そもそも灌漑があまりないので、その知識を有する技術者が少ない。また技術を得たら違う職場に移ってしまう。)、その組織に留まってもらうかということの重要性について考えさせられました。
ボリビア側からこうしたことをやりたい!という要請が出ても、その時の関係者が実施段階までだと入れ替わっている可能性も十分あります。そのなかで、ボリビア人側の意識をいかに高め巻き込んでいけるか。井戸や灌漑をドンっと作ることは簡単でも、この当事者意識をもってもらうことが時間がかかり、また難しい問題であると感じると共に、プロジェクトや活動が成功するかどうかということに関わってくるのだな~と感じました。
今週日曜日からは再び出張です。3日間にわたる無収水セミナーのお手伝い&知識を仕込んでこようと思います。
もやもやしてたけれども、もやもやする時間もなさそうです。

Friday, March 06, 2009

手洗いしつつ、もやもや!?

手洗い中~。みんなで正しい手洗いを勉強。わたしもボリビア来て初めて知りました・・・。

学校の先生、保護者のみなさんとのちょっとした話し合い。

手洗い方法について学んでます。



早くスカッシュに行って、一発バチン!!!とブチかましたいところ。

先週の土曜日に養蜂家見学へ連れて行って頂き、そこで雨に濡れてしまって風邪を引いてしまいました。月曜日にはコスミニ小学校で手洗い教室&保護者との話し合いがあったわけですが、39度の熱で訪問。やはり体調が悪いと村落訪問もとてもツライということが判明。

今日も農家さんを訪問する機会を頂き、とてもありがたかったが、まともに質問できない自分にイライラ。体調もなんとか回復しつつあります

報告書がまた3つほどたまっているのに、まったく書く気が起きず。なぜこんなにモヤモヤしているのか自分でもよく分からない。たぶんボリビアにきて7か月が過ぎて、一番モヤモヤしているのではと思う。
活動も順調。
いろんな方のご厚意で、色んな現場も見させて貰っている。
なんでこんなにモヤモヤしているのか、考えてみた。
①体調不良
⇒今年に入って2回大きく風邪を引いた。
②調整員交代
⇒不運にもいつも面倒を見てくれる調整員が3代目に突入。1代で終わる人もいれば、2代で終わる人もいる。さらに4代目に引き継がれる予定。。。
③国際協力への関心が薄れてきている!?
⇒養蜂家訪問をしたとき、前に一度通ったとっても危険な道を再び通過。何回正面衝突しそうになるか数えてみた。10回ぶつかりそうになって、正直養蜂家訪問が途中でどうでも良くなった。ずっと国際協力の道を!と思ってきて、海外で仕事ができるのであればどんな状況でも出来るって思ってきたけれども、意外とそうじゃないのかも。
あとは、「日本は我々に何をくれるんだ?」という発言を、県担当者レベル、村落レベルで何度か聞いて何とも言えない気持ちになった。以前インターンしてた国連機関で、「緊急支援は意味があるけれど、開発支援の意味はあまりないんじゃない?」と発言してた職員の言葉を思い出す。
正直なところ、自分のまわりで起こっている面倒なことをひっくるめても、どれだけボリビア人と向き合って仕事をしていきたいのかが分らなくなっているところに問題がありそう。どちらかというと、日本人と向き合わなければならないポジションのため、これでいいのかな~と思ったり。
書くとすっきりするかな~とも思ったけれども、別にそんなこともなかった。
それでも写真のような子どもたちに会えると思えば、やる気がいつもなら出るけれども。今回は回復までに時間がかかりそう。来週は温室野菜活動でまた村落訪問なので、その時までには風邪をスッキリ治して再び行ってきまっす!

Tuesday, February 17, 2009

2月も中盤

1月に行ったコスミニ村落で。ちょっと話をさせてもらいましたが、スペイン語、頑張らなければな~と人前で話すといつも思います・・・。

メルカド(市場)を訪問したとき。一緒にいるのはいつも村に同行してくれる農業技師と県の職員。

村にいくとジャガイモを保存が効くように処理したチューニョとトゥンタを御馳走してくれます。


2月もついに中盤に入ってきました。年明けからなんだかバタバタしてしまい、ブログも更新できずにきましたが、元気に活動してます。1月から何をしてきたかというと・・・。

①コスミニ小学校支援
1月は衛生教育活動を実施する村落を訪ね、村民の人に対して説明を行ってきました。2月から学校の新学期が始まるため、先日も同じ学校を訪ねて先生方に説明を行ってきました。3月に学校で保護者も含めた話し合いの場を設定し、その後に子どもたちに衛生教育を行います。また、私が活動をしているプロジェクトの支援で、この学校がある村に2つの温室が村民とともに作られています。1つは学校の児童が世話をし、得られた野菜をお昼の給食に使うという目的のもと、なぜかその担当になりました。農学部出身だけれども、農作業は全く・・・。これから隣の県で一番大きな温室を運営している隊員と共同で、活動を展開できればいいな~と思い、必要経費を申請中。ボリビア人の農業技師とも協力していきます。

②HP更新
頑張ります~。スペイン語版作成のための申請も早くしないと。。。

③出張
1月から3回他県へ出張に行かせてもらいました。別に大したことはしてないので、こんなに頻繁に行かせてもらっていいのか悩むところもあるのですが、その分報告書は頑張って書いています。色々と学ぶことが多いです。ただ正直スペイン語での報告書作成はしんどい。

④メールマガジン発行
赴任してからやっと3号まで発行。出張先で出会った県担当者にもアドレスを聞き、地道に配信数を伸ばしていこうと思います。問題は中にはメールアドレスを持っていない県職員もいること。特に技師の方にはそういう人が多いです。ここまで考えてなかったのが甘かった。

⑤その他調整業務
なぜかこれに一番時間が取られているのでは?とも感じる。難しいところ。

⑥メルカド(市場)訪問
県の農業技師の方とメルカドに一緒に連れて行ってもらいました。合間を見て色々と現場を見てこようと思います。

3月までは一先ず、

①コスミニ小学校での衛生教育の準備

②コスミニ小学校での学校菜園の準備→他県の隊員に来てもらい、県の技師にも技術を伝えてもらう。

③温室野菜活動の困難性として、村民がその利点を十分に理解しないと活動が継続的になされないという点がある。この温室野菜活動は基本的に村内での消費向けと考えられているため、利益云々の話をはじめにするよりも、野菜が体にいいということを伝える栄養教室みたいなものの実施。ラパスは基本的にジャガイモばっかりなので、どうやって野菜を食べるのか、なぜ体に良いのかということをラパス県内の栄養士さんも巻き込んで活動したい。

④手洗いポスターの活用方法を模索。他県で手洗い活動を実施していた隊員の提案で作られた日本式手洗いのポスター。5000枚刷って、隊員だけではなくドナーにも配布をという話になっています。彼女はもう帰国してしまったのですが、その有効利用に向けた活動を展開したい。

今週末は③の準備を始めていきたかったのですが、全く時間が取れなかった。②はそのための調整を今週末に行う。④は上司に相談必要。①はしっかりやらないと(今後の修理方法の話し合いを含め)、ただトイレを修理したという話で終わってしまう可能性有。

今週末からは南米3大カーニバルの1つ、オルロカーニバルが開催のため、5日間くらいの休暇です。でもカーニバルは見に行かず、湖でゆったり~してきます。

それでは!

Sunday, January 11, 2009

新年の目標

ということで、明けましておめでとうございます。

2009年新年早々ちょっと体調を崩し、病院と職場を行ったり来たりしている日々が最近続いています。。。お陰で同期とウユニ塩湖に行くのをキャンセル・・・。体調管理って重要ですね。。。

2009年の目標は前のブログでも書いた活動を地道に実施していくことですが、新たに!というか思い出したように別の目標も作ってみました。

①健康管理をしっかりする→新年早々痛い目を見たので。。。健康的な食生活&運動
②語学能力アップ→【スペイン語】今年11月に実施されるDELE(スペイン語検定)中級に合格!【英語】あと一息のTOEIC900点台後半を目指す&ちょっと苦手なTOEFL(新傾向になって更に苦手に・・・)のスコアアップを目指す。
③一本論文書きたいな~(完全に妄想ですが、頑張ります!)

ちょっと欲張りすぎかも知れませんが、2010年6月帰国まで時間が以外とない・・・。
今こうやってブログに目標を書いて、タイムラインを把握することでちょっと喝を入れていこうと思います。

では、今年も宜しくお願い致します。