Monday, October 05, 2009

小さなハートプロジェクト

今日は先日の「世界の笑顔のために」という支援に引き続き、「小さなハートプロジェクト」についてご説明したいと思います。



この「小さなハートプロジェクト」とは、協力隊を育てる会が中心となって取り纏めを行っています。隊員によって作成されたプロジェクトが、隊員→JICA現地事務所→育てる会という順に審査され、その後同会のHPに掲載され、関心を持って頂いた組織・個人の方々からの支援を募るという形で実施されます。



私が申請していた「若者たちによる小さな自然パン工房」というプロジェクトも、紆余曲折を経て、9月上旬に同会のHPに掲載されました。



http://www.sojocv.or.jp/index.html

(上記のURLクリック→小さなハート→申請中のプロジェクト一覧、の順にご覧下さい。)



これまで協力隊員によって実施されてきたプロジェクトや、私と同じように申請中のプロジェクトなど、協力隊員の活動を知っていただく1つの材料にもなるのかな~と思っています。





ここから簡単に私が申請したプロジェクトについて説明したいと思います。



・プロジェクト名→若者たちによる小さな自然パン工房



・プロジェクト実施予定地→ボリビア、ラパス県エルアルト市

(2010年までにボリビア第2の都市になることが予測されている。周辺農村からの人口流入が激しいが83.4%は貧困層に属す。ただし若者が多く、個人的には可能性を秘めた都市と感じています!)



・プロジェクト実施主体→CISTEM
(エルアルト市で若者を対象に活動をしているNGO団体)

・プロジェクト目標→①参加者及びその家族の栄養・衛生に関する知識向上及び栄養状況改善
②パン作りを通して若者の技術・商業能力向上・就職活動への活用

・プロジェクトの流れ→(なぜか図表が貼れず。。。下記に書きます。)
〈第1段階〉50名の若者を対象にした講習実施期間(3ヶ月間)
①パン講師の決定・依頼
②50名の若者を募集
③機材・材料購入

④パン講習会実施(計20時間)
⑤衛生・栄養・原価計算教室実施

〈第2段階〉50名の中から20名の若者選抜→販売用パンの作成・販売
⑥50名から20名の若者を募集(1ヶ月間)
⑦販売用のパン作成・販売(2ヶ月間)

(①~③は同時進行>計15日間予定)

(④~⑤は同時進行>2ヶ月間)

・なぜ自然パンなのか?→

パンは都市部では主食となっている。また、キヌアなどを利用したパン作りを予定している。ボリビアはこのキヌアの生産量がペルーに続いて世界第2位となっている(2007年、しかし、ボリビアで生産されたキヌアの半分が密輸されているという話もあり、実際の生産量は謎)。また、キヌアは白米と比較してもたんぱく質2倍、カルシウム10倍、食物繊維10倍という栄養価の高い食品である。

自国産のキヌアを利用しパンを生産すること、またそうした優れた農作物をボリビアが多く生産してるということをあわせてアピールすることも、それだけで意義のあることではないかと考えている。

色々と書きたいことはあるのですが、あまり長くなってしまっても仕方ないので、この辺りで切りたいと思います。

このプロジェクト自体、資金が集まらないと実施は出来ません。なので、実施できるかどうかは未定です。質問のある方、申請書をご覧になりたい方、遠慮なくご連絡頂ければと思います。

また募金されたい方(別に私のプロジェクトに拘らず、その他でも関心のあるプロジェクトへでも結構です)、同HP上に募金方法もありますので、ご覧下さい。

10月は出張2つ、隊員総会が控え、来週からまた毎週出張です。あっという間に10月が終わってしまいそうです。

スペイン語の試験担当者から電話がきました。「明日までにBs.1542(約US$220 )払ってください。」だそうです。試験そんなに高かったっけ?何かの間違いじゃないかと。。。これは真剣に勉強しないと。。。


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