Wednesday, March 31, 2010

カナダからの贈り物+ちょこっとパンプロジェクト


贈り物を受け取ったコスミニの子どもたち。せっかくなので、きれいな袋に入れてみました。


届いた贈り物。箱いっぱいに鉛筆、消しゴム、アメ、工作用教材、定規などが入っていました。


子どもたちはお礼ということで、家からジャガイモを持って来てくれました。


子どもたち


村に行く途中で出会ったシャーペイの子犬。中国の戦犬で、私がとっても好きな犬です。


今日はコスミニ小学校の子供たちに、カナダの友人から届いた贈り物を届けてきました。

実は去年の年末には届いていたのですが、いつも村落に一緒に行ってくれる県の担当者たちが上司の理解を得られず村に行けない、燃料がない、カルナバルなどなどで今日まで私の家にありました。

このカナダの友人は、私が高校の時に通っていた英会話学校の先生です。
現在はカナダ東側、ハリファックスという所で警察官をしています。私がアメリカに居た時、学期の合間に彼女を訪ねてこのハリファックスに行ってみました。赤毛のアンの島、プリンスエドワード島の近くです。

もう2人の子どものお母さんになり、私が英語を習っていた時から10年近く経つのですが、今でも連絡をしています。私がボリビアに居ること、学校でも活動していることなどを伝えると、ぜひ何か贈りたい!ということで送ってくれました。

私が予想していた量よりもかなり多くプレゼントを送ってくれて、受け取った時は驚きと嬉しさでいっぱいでした。
簡単に物だけあげていいのか?と悩んだのですが(そして今でも悩む)、それでも皆の嬉しそうな顔を見ると、村で生活している子どもたちが勉強する時に、少しでも楽しい気分になってくれるといいなーと思っています。


今日の運転手さんが窓を全開にしながら運転する方で、もうラパスに戻ってくるころには体が冷えてしまいました。0泊3日強行ポトシ出張の移動中に足を思いっきりノミ・ダニに刺され、足の形がなんだか変。それもあって直ぐに家に帰りたかったのですが、コスミニ村から帰ってきて車を駐車場に入れたところでプロジェクトの車を発見。もれなく配属先のメンバーに見つかり強制的に事務所へ。うぅぅ。

明日もまた早朝から村に行ってきます。

移動中にラファエルから連絡があり、先週の金曜日にはメーターが設置されなかったとのことでした。そこで、シモンというもう一人のCISTEMのメンバーが明日自力で取り付けると言っているそうです。
明日の午後、再びラファエルから連絡が入ります。

Sunday, March 28, 2010

パンプロジェクト(11)

2010年3月26日

ラファエルが金曜日に事情を説明するため、私の配属先に来てくれました。

水が来ないという理由は、建物にも近くの幹線道路にも水の配管は来ているのですが、水公社に設置してもらうメーターなどがついていないということでした。
そのため、同じく金曜日午後にはその公社の人が取り付けに来てくれるとのことだったのですが、ラファエルからその後の報告を待っている段階です。

今日はこれからバスで片道8時間かけてポトシ県へ仕事に行ってきます。
0泊3日という強行軍ですが、コルセット持って行ってきます~。

Friday, March 26, 2010

ボリビアとフォルクローレとANATA


右が秋元さん。見えにくいですが、左はケーナ奏者です。

ボリビアに来て驚くのは、結構周りの日本人の方で「小さいときからフォルクローレ音楽を聴いていた」という方が多いことです。

私は派遣が決まった時南米をそれほど希望しておらず、しかも「ボリビア」と「リビア」を勘違いしていました。今では南米が好きですが、小さい時からフォルクローレを聴いている、フォルクローレ楽器を演奏している、ずっと南米に来たかったという方の声を聞くと、すごいな~と感心させられます。

今日は仕事帰りに、秋元さんというボリビアで10年に渡って音楽活動をされている方のライブに行ってきました。日本の音楽を中心に、ケーナ(ボリビア・ペルーなどが発祥の楽器)とギターが更に加わりました。SMAPもなごり雪も、そして紅の豚もまた別の音楽になっていました。

秋元さんはボリビアでもANATAというグループを作り活動しています。また最近はフォルクローレの楽器店をオープンしたそうです。
ANATAのHPはこちら

このANATAのHPから言語españolを選び、discografiaに行って貰うと、何曲か彼らの曲を聴くことが出来ます。
もちろんメインで歌っているのは秋元さんです。

私はフォルクローレを知らずボリビアに来て、こっちに来て「いいな~」と思うようになったのですが、サイモン&ガーファンクル「コンドルは飛んでいく」がフォルクローレの音楽をカバーしたものだと聞き、生演奏を聴いたのですが、感激ものでした。

といっても文章じゃなかなか伝わらない・・・。

Wednesday, March 24, 2010

パンプロジェクト(10)

2010年3月23日

「パンプロジェクトが今週から開始!」と前回のブログで書いたのですが、今朝驚くべき連絡が来ました。

連絡の主はラファエル
「ayaka,新しい建物に水が来ない。だからまだトイレも手洗い場も使えていない。そんな状況では衛生的でないから今週は開始できない。」

ありゃー。

よくよく聞いてみると、以前のオフィスから荷物も全部引越し、メンバーも先日落成式があった新しい建物で活動しているとのことでした。
ラファエル曰く、事務所がある地域は貧しい地域で行政が水を引くのを拒んでいるとのこと。
そのため、みんなトイレがない事務所で仕事しているそうです。う~ん・・・。

それを確認せず建物を建ててしまって良いのか!?
そして自分もしっかり確認していなかったことを反省。。。
(トイレも蛇口もあるから、水は出ると思っていました。)

ひとまず水を引いてもらえるように今週いっぱい交渉するとのことで、今週中は様子を見ようと思います。そして、それに時間がかかるようであれば、当初予定していた場所で講習を開始するようにラファエルに提案します。

支援して頂いている皆さま、なかなか思うように進まず申し訳ありません。

Friday, March 19, 2010

パンプロジェクト(9)


参加した女性たちにも、一様に少量のワインが配られました。いつも村落にいくと、自分たちにたくさんのお肉、飲み物(最終的に村人も飲んでますが)などが配られて申し訳ないと感じてたのですが、今日はみんなで一斉に乾杯、食事をすることができて良かったです。



完成した建物内。ここの台所でパン講習会を行います。


ちゃっかり写真に写ってきました。右から2番目はラファエル。私の隣にいるアジア系の人はカナダ大使館の方です。建物建設に関しては何もしてないのに、恐縮です。。。


集まった女性たち。CISTEMで活動している女性たちも招待されていました。みんなお花を持ってきたり、子どもを連れてきたり、遠い所からきてくれた人もいるようです。

2010年3月18日

今日はパンプロジェクト実施予定地の落成式がありました。
本当は既にあるCISTEMの建物内で講習会等を実施する予定だったのですが、新しい建物ができるからそこでやりたい!ということで、建物の建設終了を待っていました。

建物の1階部分はOxfam(国際協力団体)、2階部分はカナダ大使館の支援で出来ています。
なので私はそれほど関係ないのですが、招待して頂いたので行ってきました。

10時開始だったのが、色々と手違いもあり開始したのが11時過ぎ。
昨日から2日連続で配属先が開催している全国水会議を抜け出して、午前中のみ参加してきました。

また今日の落成式にはチョリータさんもたくさん来ており、みんな楽しそうでした。そしてみんなフレンドリー。
いよいよパン講習は来週から始まります!

Saturday, March 13, 2010

インカ道


インカ道に居座るリャマ。


一緒について来てくれたチョリータさん。ガイドさんの奥さんです。べらぼうに歩くのが早かった・・・。


インカ道。石できちんと舗装されています。


途中のタケシ村。人がちゃんと住んでいます。

先週は土・日を利用してインカ道トレッキングに行ってきました。
初めてのトレッキング(山登り?)は、ネパールに行った時にヒマラヤ付近で5000mまで登った時でした。その時は8日間の日程で、高山病になりながらもの凄く体調的に苦しい登りでした。
岩木山も富士山も登ったことはないのですが、完全にあの時は山登りを分かってませんでした。。。

今回のトレッキングは大分前から予定に入っていたのですが、なかなか日程が決まらず、腰痛も不安でしたが歩いてみました。
歩いてみたら1日目9時間、2日目5時間!!
当初旅行会社には1日目5時間と言われていたのですが、あんなに歩くことになるとは。。。

このインカ道、NHKスペシャルによると、「インカ帝国繁栄のキーワード」とされるほど重要な道だったようです。
総延長4万キロの一部を歩き、これまたロマンを感じました。そしてテント泊だったのですが、星空もとってもきれいでした。

道が石畳で出来ており、昔はこれが"Autopista(高速道路)"だったそうです。

その翌日からサンタクルスへ出張。大々的な筋肉痛と共に、ラパスとは打って変わって40℃もある所に行きました。この気候差、そして標高差が以外としんどいです。


ちなみにスペイン語試験中級の申し込みも終了!先週はトレッキングに週末を費やしたので、がんばります~。

Saturday, March 06, 2010

パンプロジェクト(8)


新しい事務所。ついに塗装も終わりました。ラファエル曰く、「警察のオフィスの色だ」と何となく色が不満そうでした。工事現場の様子を見るだけでも、色々と日本と違うな~と思う事が沢山あります。


「心配するな!」と言った機械作製場の主。ここにあるのはパンこね機の機材です。


最後はラファエルとパンを食べてきました。丸い形のものがパン。そしてその隣にある山型のものはサルテーニャというボリビアの軽食です。中は肉、卵、ジャガイモ、ニンジンなどが詰まっています。今日のはベジタリアンサルテーニャです。サルテーニャは元々はアルゼンチンのサルタが起源らしい。

2010年3月5日

水・木曜日と公共機関運転手のストライキにより移動が出来なかったのですが、今日再びCISTEMを訪ねました。この運転手のストライキは、「飲酒運転をしたら免許を取り上げる」という法律を制定しようとする行政に対して、運転手が起こしたストライキ。「飲んだら乗るな」は日本だけなのでしょうか?なんとも複雑な心境です。。。

今日は、最初に現在建設中の事務所を訪ね、その後機械作製場、パン講習講師への挨拶、パンの試食をしてきました。

当初はCISTEMが所有する別の場所で講習会を実施する予定でしたが、現在建設中の場所が立地的にも良いことから、できれば新しい場所で講習を開催したいという話が出ていました。何度かここにも足を運んでいるのですが、やっと完成に近づいてきています。

また機械作製場の主にもしつこく電話をかけてもらい、説明を受けてきました。機械作製のための資材はすでに購入しており、月曜日から作成に取り掛かるとのこと。3月17日の講習開始日までには納入するから「心配するな!」と言われました。その言葉を信じたい・・・。

その後パン講習の講師に挨拶を!となったのですが、予定にそもそもなかったので会えずに終わりました。

最後はラファエルと、エルアルトにある自然食レストランでパンを食べてきました。ここのレストランは色々と野菜を使った昼食を提供しているレストランで、多くの人で賑わっています。前に1度食べたのですが、主がラファエルの友人とのことで再び訪問しました。

ここではキヌア、大豆などで作られたパンが販売されており、色々とお話を聞くことが出来ました。2人で食べ比べてみて、やっぱり美味しいのはキヌアのパンという結論になりました。

第1回目に講習を受ける人も集まったとのことで、3月17日の講習開始に向けて調整していきたいと思います。