Thursday, January 14, 2010

任国外旅行③~ダカールラリー編~


菅原義正さん、本当にありがとうございました!


「パリダカ」で有名なダカールラリーが2009年よりその開催の場を移し、チリ・アルゼンチン間で行われています。アフリカ北西部のモーリタニアの治安が悪化し、このようなことになったそうです。意外とミーハーなのでダカールラリーは小さい時から知っていたのですが(詳しいことは全然知りません)、ついに行ってきました!!

訪ねたのは彼らが前半戦を終え、休息地となるチリ北部「アントファガスタ」。
空港について、周囲が砂漠、ラリーをやっているような盛り上がりも見られず、サンティアゴにいれば良かった・・・などとも思ったのですが、翌日彼らのキャンプ地を訪ねてみました。
現地の人も多く見に来ており、周辺にはグッズを販売する売店も見られました。

日本人の方が何名か参加しているとのことで、キャンプ地の柵周辺をぐるぐるしていたところ、日本語の書かれたカミオンが見える!!そして鯉のぼりも見える!!とのことで、カミオン部門で参加されている菅原親子ではないか?と訪問した隊員達で手を振ってみました。

最初は気付いてもらえなかったのですが、しばし待ってまた振ってみると、菅原義正さん、菅原照仁さんが来てくれました。しばし話をして、冗談ですが「こういう時はお握りを持ってくるもんだよ」と言われてしまいました。お握りなんて、私も片手で数えるくらいしかボリビアで食べていないのですが。。。その後手ぶらで訪問したのにも関わらず、お汁粉とカレーを御馳走になってしまいました(すみません・・・)。

菅原義正さんは現在68歳。2008年にはダカールラリー最多出場者として、ギネスにも登録されています。2005年からは息子さんである照仁さんと共に出場しており、本当に気さくな方でした。私の基本的な質問にも丁寧に答えて頂きました。

本当にラリーが見れるか分らないし、アントファガスタに来るのも迷ったと言ったところ、義正さんより「君たちは(ラリーが)見れるかも分らないけれど、アントファガスタにまで来た。日本人はどうせ無理だろうと思って行動する前から悪い事ばかり考えて実行しない。その実際に来たという行動力が大事だ」と仰って頂きました。

また、何でラリーに出続けているのかと聞いたところ、「背負っているものがある」とのことでした。若干25歳の自分には分かるような、分らないような答えでしたが、世界一過酷と言われるレースに出続けているプレッシャーというものは凄いんだろうな・・・と思った次第です。

翌日沿道でラリーに出かける2台のカミオンの応援に行きました。7トンのトラックが走る姿は、思った以上にカッコ良く、こうやって海外で頑張っている日本人の姿を見て元気を貰いました。

残念ながら10日目にして、義正さんはカミオンのトラブルによりリタイアしてしまいました。この後は、照仁さんが無事ブエノスアイレスにゴールすることを祈るばかりです。


2009年は色々と考える年だったのですが、2010年は帰国後の進路等も含め、「行動すること」を常に意識しながら取り組んでいこうと思います。

突然訪問したのにも関わらず、色々と教えて頂いたTeam Sugawaraの皆さんから元気と勇気を頂きました。
多分、任国外旅行の中で一番感動し、思い出に残った出来事です。

任国外でしっかり充電できたので、残り半年頑張っていこうと思います!

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